正社員をゴールだと思う事の危険性

正社員雇用 就職・転職知識
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正社員になれば安泰というのは幻想である

多くの人の正社員が安定しているという根拠を支えるのは、「終身雇用」と「年功序列」という仕組みが根本にあります。

一生涯に渡って雇用が保障され、歳を重ねる毎に給料が自動的に上がっていくのですから、もし本当であれば正社員ほど安定した雇用形態はないと言っても過言ではありません。

しかし、多くの人が気付いていますが、絶対に倒産しない企業など存在しません。この正社員の仕組みというのは、企業が絶対に潰れずに、常に成長し続ける事が前提となっているのです。

正社員は一般的に、アルバイトやパートよりも待遇が良いというのは確かですが、それが絶対のものであると信じて、正社員をゴールと思ってしまうのは非常に危険なことなのです。

会社が30年以上存続する可能性は極めて低い

大学を卒業し、新卒で入社して、正社員で定年まで働くと仮定した場合、少なく見ても30年以上の労働期間となります。しかし、肝心の企業の寿命というのは約30年ほどと言われています。

新卒採用を出来る企業というのは限られており、創業したばかりの企業ではなかなかできないでしょう。つまり、入社した時点で既に企業寿命が何年か経過していることになります。

業界による違いもあるでしょうが、現代は特にグローバル化や自動化・AIなどの技術革新によって、社会の変化スピードが非常に早くなっており、的確に対応できない企業は今後さらに寿命が短くなることが考えられています。

いきなり会社が倒産することはなくても、業績が悪化すれば正社員と言えども給料が減らされたり、リストラされる危険性もあります。そもそもこの可能性がある時点で「終身雇用」と「年功序列」が既に保障されていないのです。

雇用の保障は求めてはいけない

一つの会社で一生勤めあげるという考え方は、確実な雇用の保障があってこそ成り立つます。しかし、今それを保障できる企業というのは存在しないと言えます。

正社員に雇用の保障という安定を求めることは間違いであり、どこかのタイミングで必ず、転職や独立などの新たなキャリアをはじめる必要が出てきます。

正社員を目指すことが悪い事では決してありませんが、それだけで自分の一生が保障されたと思わず、自分自身のキャリアプランを考えて行かなければなりません。

また、雇用の保障を盲目的に信じてしまうと、それを盾にブラック企業などに低賃金で不当に労働力を搾取される可能性もあります。「会社はいつか潰れるもの」であるとしっかりと認識しておきましょう。

人材価値を高めることが安定に繋がる

正社員として働くことが安定と思われたのは、極端なことを言えば、正社員として会社に入ってしまえば後は、何も考えずに指示に従っていれば雇用も給料も保障されていたからです。

しかし、社会の変化が激しい現代では、指示に従うだけの人材に企業として多くの給料を支払う余裕はなくなってきています。技術進歩によって自動化も次々と進んでおり、不要な人材はリストラされる可能性も高まってきています。

会社に依存する生き方が不安定と言われるようになった時代に、本当の安定を求めるならば自分自身の人材価値を高めていく必要があります。

人材価値を高めていくとは、今の自分の会社だけでなく、他社から見ても欲しいと思えるような人材になっていく事です。自社はもちろん、他社からも求められる人材ならば、会社が潰れたとしても雇用は安定していると言えるでしょう。

逆に自社以外で通用しないような人材であれば、それは会社が潰れる時に運命を共にしてしまうでしょう。もし、自分の今の人材価値がよくわからない方は、一度転職エージェントなどでキャリア相談をしてみることをオススメします。

プロの視点でアドバイスをして貰うことで、自分自身の人材価値を正確に把握し、今後の働き方やキャリアプランなども考える良い機会となるでしょう。