なぜその会社を選んだかは重要
企業の面接官が志望動機で一番聞きたいことは、「なぜ数ある会社の中で自社を選んだか?」ということです。
応募企業の事業内容・社風やサービスなどに魅力を感じたからというのは、よく使われる志望動機ですが、これだけでは不十分といえます。
魅力を感じたということ自体は、悪いことではありません。重要なのは、魅力を感じた上で自分のスキルや実績を、その会社なら活かすことができるというアピールを伝えることが必要なのです。
商品・サービスを褒めるだけでは不十分
消費者向けの商品・サービスを扱う企業では、その会社の商品を実際にリサーチして「すばらしい商品です」「サービスの質が高い」など褒めることは間違っていません。
しかし、褒めるだけでは、一般消費者としての意見でしかありません。企業で働く以上はその商品・サービスの更なる改善などが求められます。
応募企業の商品・サービスにおいて、改善できる部分や不満点を述べることも必要です。そこに自分なりの改善方法などを提案することができれば、企業側に「よく分析している」と印象付けることができます。
さらに、その提案が的確であれば採用への道は一気に拓ける事になるでしょう。
企業頼みの成長意欲はNG
成長意欲をアピールする上で、会社に入ったら「教えて欲しい・学ばせてほしい」というスタンスは間違ってはいませんが、言い方に気をつけなれば企業頼みで自分では成長する気がないようにとられてしまうこともあります。
企業で学ばせてもらって得た経験や知識を、どういった形で自分なりに活かして貢献していきたいかを伝える必要があります。
自分の過去の経験やスキルも含めて、応募企業での知識・スキルを学ぶことでその企業での利益に貢献できると考えたと、志望動機で伝えることができれば面接官にも熱意や成長意欲がしっかりと伝わることでしょう。