飲食業がきつい理由とブラックが多い原因

就職・転職知識
スポンサーリンク

飲食業は総じて利益が低い

飲食業の利益は、人件費や材料費などもろもろを差し引いて10%~15%と言われています。この利益率自体は他の業界と比較しても低くはありません。

問題は、商品単価が安いことです。不動産など1件決まれば大きな利益が期待できるものと違い、飲食業は数を売らなければいけません。

大手チェーン店ならまだしも、個人営業の飲食店では、朝から夜まで売り続けなければ大きな利益を得ることができません。

さらに、食材には賞味期限があります。もしも商品の売れ行きが悪く、食材を腐らせてしまったら更に利益は少なくなります。

利益が低いので人件費を増やせない

商品の数を売らなければ、稼げない。利益率を上げようにも材料費や家賃や光熱費は、早々簡単に削れるものではありません。となると削れるのは人件費になるのです。

飲食業のアルバイトなどが、低賃金なのはこういう理由です。更に、儲けるためには数を売らないといけないので、飲食業は基本忙しくないといけないのです。

安い賃金で忙しくないと利益が出ないのであれば、働く側としてはきつくなるのは当然です。

また、飲食業は営業しなけば利益が出ないので、基本休みが少なくなります。業務もほぼ体力勝負なので日々負担は溜まっていきます。

悪循環が状況をさらに悪くする

人件費を増やせば、更に商品を売らないと利益が出せないので増やせない。人件費が増やせないのでは、人を増やすことができません。

人が増えなければ、一人当たりの労働の負担も増えていきます。悪循環が悪循環を呼んでいるのです。

サービス残業などが多い原因もそうしなければ、利益が出ないからなのです。

商品の単価を上げて利益率を上げればいいのでしょうが、よほどの有名店でもない限りは、消費者は基本的に安いお店を選びます。無理に単価を上げて客足が遠のけば、利益自体が減ってしまい更に悪い方向へ進みます。

飲食業の労働改善には、業界全体の利益率など根本的な改革が必要なのかもしれません。